まふまふが東京ドームで無観客ライブを無料配信する。
生配信でそのことを聞いたときには、想像を絶することで吹き出した。
東京ドームを借りるだけで2千数百万かかるらしい。
機材のレンタルなどを入れたら軽く5000万は行くだろう。
それを無料配信すると。
彼は自分の会社を持ってやっているようだから、その経費は自分の懐そのものだ。
元々は、前年、東京ドーム単独ライブが決定していながらも、コロナの影響で中止になっていた。
情勢が見えない中で、人数制限をかけて開催することや、有料配信することは考えられなかったと話していた。
一度、そらると有料ライブ配信はしていたが、その辺りのことも踏まえて思ったことなのだろう。
けれど、彼は、何の考えもなしにするようなタイプではない。
数年前のロングインタビューにおいて、自分のイメージと本質は全然違うけれど、わかった上でそうしていると語っていた。
多角的に考えて最終的に決めたはずだ。
無料でやることの意味には、広告という側面もある。
どのくらいの人が見てくれるかも計算したはずだ。
勿論、グッズの販売やスパチャもそろばんには入れたはずだけれど、それでも赤なのではないだろうか。
なら、そこまでしてやる意義は何なのだろうと思った。
単なる慈善事業では決してない。
思ったのが、終わらせたかったのではないか、ということ。
終わらせて、次に行こうと思ったからなんじゃないだろうか。
いつになるかわからない、東京ドーム単独ライブをキープした状態でいたくなかったんじゃないか。
それが答えだと思っている。
やってしまえば、東京ドーム単独ライブを行った者として、次のことができるから。
そう思って、ライブ配信を見た。
50000席?にペンライトを配置して、遠隔操作でカラーリングを変える演出するとか、1個500円でも2500万(設置と撤去の手間など考えたらもっと)なんて、計算してしまってw
スモークやドローン使ったり、手を抜かずに演出を考えたことが伝わってきた。
あのペンライトを使わないこともできたはずで。
スパチャの金額は約1000万。
データの参照元:
https://playboard.co/en/youtube-ranking/most-superchatted-all-channels-in-japan-daily
1日の額としてはかなりだけど、観客ありの5000*55000だったら、2億7千万。
先に書いたように、金額第一ではないとは思ってる。
ライブ後に、天月や浦島坂田船など10名以上の歌い手による東京ドームライブを映画館上映+配信すると発表したように、次をすることに繋げている。
そして、それとて、その発表をまふまふのライブ配信後にするというコンセンサスを参加者全員から取っているのだ。
また、ライブで披露された新曲は、これまでにないテイストで、新たな何かを感じさせる2時間だった。
ライブを終えて、彼は何を感じたのだろう。
この先、どのようなことをするのだろう。
新曲の歌詞を読む感じだと、吹っ切ったのかな?
ライブ翌日までの公開予定だったのを、観客ありのドームライブやるまで公開すると変えたのは、やっぱりお客さん入れてドームライブやりたいと思ったことと、後はなんだろうな。
これまでと同じことをしていたら、尻すぼみになる。
踏み出したその先を見てみたい、同時に、この先を見てみたいと思われ続ける人間に自分もなると改めて思う。